VACCINATION ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチン

ロタウイルス感染症とは

ロタウイルスはこどもに胃腸炎をおこす代表的な病原体です。感染するとひどい水様便(水下痢)や嘔吐をおこし、脱水によって入院が必要になることもあります。さらにひどいときには脳炎をおこしてしまうこともあり、身近ながら非常にこわいウイルスです。感染力が非常に強く、5歳までにはほとんどのこどもが感染すると言われています。ロタウイルスも、正しくワクチンを接種することによって重症化が防げることがわかっています。

接種スケジュール

ロタウイルスワクチンは小児定期予防接種の対象です。ワクチンが2種類あり、ものによってスケジュールが異なります。(どちらも効果はかわりません)

2つに共通することとして、
①初回接種を生後2ヶ月から開始(14週6日までに接種)
②接種時期を過ぎると接種不可(腸重積のリスクが高くなる)
ことがあります。

ロタリックス®(1価 RV1):2回接種

1回目は生後2ヶ月でHib(ヒブ)、B型肝炎、小児用肺炎球菌ワクチンと一緒に接種し、4週(27日)以上あけて2回目を接種します。2回目も1回目と同じワクチンで接種しますが、4種混合ワクチンが仲間入りします。同時接種しなかった場合には、生後24週(168日)までに接種を完了します(それ以降は接種することができません)。

ロタテック®(5価 RV5):3回接種

1回目は生後2ヶ月でHib(ヒブ)、B型肝炎、小児用肺炎球菌ワクチンと一緒に接種し、4週(27日)以上あけて2回目を接種します。2回目も1回目と同じワクチンで接種しますが、4種混合ワクチンが仲間入りします(ここまでロタリックス®と同様です)。3回目は2回目から1ヶ月(27日以上)後にHib(ヒブ)、小児肺炎球菌、4種混合ワクチンと一緒に接種します。同時接種しなかった場合には、生後32週(224日)までに接種を完了します(それ以降は接種することができません)。

ワクチン.netより引用