VACCINATION 日本脳炎ワクチン

日本脳炎ワクチン

日本脳炎とは

日本脳炎はその名のとおり日本含むアジアを中心としてみつかった脳炎をおこすウイルス感染症です。コガタアカイエカという蚊によって媒介(感染した人から別の人に感染する)されることで感染します。数日間の発熱のあとで頭痛やめまい、嘔吐などがおこり、ひどい場合には意識障害や麻痺などをのこすこともあります。特にこどもの感染では命をおとしたり、麻痺などの重度の障害を残すことがあります。日本脳炎もまたワクチンによる予防効果が高いことがわかっています。厚生労働省の調査では毎夏日本脳炎ウイルスをもった蚊が発生していることが確認されており、しっかりとワクチン接種による予防が推奨されています。

接種スケジュール

日本脳炎ワクチンは小児定期予防接種の対象です。
第1期は標準的に3歳から開始し3回接種となりますが、流行地域などへの渡航を控えている方は生後6ヶ月から接種が可能です。1回目から1-4週あけて2回目、2回目から1年後に3回目を接種します。
第2期は9~12歳までで1回追加接種します。

ワクチン.netより引用

なお、1995年4月2日~2007年4月1日までにうまれた方は、当時の日本脳炎ワクチン積極的勧奨差し控えによって接種の機会を逸したとされており、特例措置として公費負担による接種が可能です。また、北海道は流行地域ではないとの理由から2016年3月までは定期接種対象ではありませんでしたので、小児期を北海道ですごされた方の中に未接種の方がおられるかもしれませんのでご注意ください。