RS virus RSウイルス感染症について

RSウイルス感染症について

RSウイルス感染症は、RSウイルスが感染することにより引き起こされる呼吸器感染症です。RSウイルスは小児を中心に流行しますが大人も感染します。
ほとんどの人は通常の「風邪」のような症状を引き起こし、抗生剤などを服用しなくても治っていく病気です。
ただ、1歳未満の乳幼児や呼吸器などの基礎疾患のある高齢者に関しては重い呼吸器感染症を起こすことがあるので注意が必要です。

保育園、幼稚園などでRSウイルスが流行していると「RSウイルスか検査してもらうように」と言われることもあり、外来を受診される方もいらっしゃいます。RSウイルス迅速検査は鼻腔に綿棒を入れて抗原を検出しますが、外来では1歳未満しか保険適応ではありません。
先にも述べましたが、もともと1歳を超えているお子さんは通常の風邪として対症療法が中心となります。もし1歳以上のお子さんでどうしても検査を希望する場合には、自費での検査となり、診察内容自体も自費扱いとなります。

RSウイルス迅速検査キットも数が限られており、本当に必要な赤ちゃんのために使用出来るよう皆様のご理解・ご協力をお願い致します。